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板井亮佑(ウミエルCEO)の大学と経歴|ホンダ発の海洋スタートアップ

2026年9月16日(水)放送の『アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜』(テレビ東京系)に登場したのが、板井亮佑(いたい りょうすけ)さんです。番組では「ウミエル CEO」と紹介されていましたが、「誰?」「ウミエルって何の会社?」と思った方も多いのではないでしょうか。

※2026年9月17日更新:放送が終わったため、番組公式サイトに載った放送内容を「出演した『アンパラレルド』の放送内容」に追記しました。

板井亮佑さんは、ホンダ(本田技研工業)の社内プログラムから生まれた海洋スタートアップ「株式会社UMIAILE(ウミエル)」の代表取締役CEOです。小型の無人ボートで海のデータを集める「海の見える化」に取り組んでいます。

この記事では、次の3点がわかります。

  • 板井亮佑さんの出身大学・出身高専などの学歴
  • ホンダの研究所からIGNITIONを経て起業するまでの経歴
  • ウミエル(UMIAILE)がどんな会社で、何を作っているのか

ホンダの公式発表、会社のプレスリリース、本人インタビューなど、出典のある情報だけをまとめました。

板井亮佑のプロフィール早見表(名前・肩書き・出身高専・出身大学)
板井亮佑のプロフィール早見表(本文の一次情報から作成)
目次

板井亮佑とは?ウミエル(UMIAILE)CEOのプロフィール

まずは基本情報を表にまとめます。

名前 板井亮佑(いたい りょうすけ)
肩書き 株式会社UMIAILE(ウミエル) 代表取締役CEO
出身高専 大分工業高等専門学校 制御情報工学科(2013年3月卒業)
出身大学 広島大学 工学部 第一類 機械システム工学系(2015年3月卒業)
前職 本田技研工業(2015年4月入社・研究開発部門に約10年)
生年月日・年齢 公表されていません
出身地 公表されていません

ホンダの新事業創出プログラム「IGNITION(イグニッション)」に自分のアイデアを提案し、審査を通って会社を立ち上げた「社内から出てきた起業家」という経歴の持ち主です。

板井亮佑の大学は?大分高専から広島大学へ編入

「板井亮佑 大学」という検索が多いので、学歴から整理します。

高専生向けメディア『月刊高専』のインタビューによると、板井さんの学歴は次のとおりです。

2013年3月 大分工業高等専門学校 制御情報工学科 卒業
2015年3月 広島大学 工学部 第一類 機械システム工学系 卒業

高等専門学校(高専)は中学卒業後に進む5年制の学校で、卒業後に大学の3年次へ編入する道があります。板井さんはこのルートで、大分高専から広島大学の工学部へ進みました。制御と情報を学んだうえで機械システムへ進んだ形で、いまのASV(自律航行型無人船)開発にそのままつながる組み合わせです。

大学時代のエピソードとして本人が挙げているのが、鳥人間コンテストへの出場です。同インタビューによると、約40名のチームで1年かけて機体を製作し、板井さん自身が設計・製作・パイロットの3役を担当したとのこと。飛行距離は約200mだったと別のインタビューで語っています。

「自分で設計したものに自分で乗って飛ぶ」という経験が、のちに飛行機の技術を船に応用するという発想につながっていきます。

※大学院への進学の有無、出身中学については公表されている情報が見つかりませんでした。

板井亮佑の経歴|ホンダの研究所からIGNITIONを経て起業まで

公開されているインタビューとホンダの公式発表をもとに、経歴を時系列で整理します。

2013年3月 大分工業高等専門学校 制御情報工学科 卒業
2015年3月 広島大学 工学部 第一類 機械システム工学系 卒業(在学中に鳥人間コンテスト出場)
2015年4月 本田技研工業 入社。本田技術研究所でロボットや電動モビリティ、無人搬送台車のハードウェア開発・設計を担当
2020年 NHK『魔改造の夜』にHondaチームとして参戦
2023年 社内新事業創出プログラム「IGNITION」に応募し、審査を突破
2025年1月 株式会社UMIAILE 設立・代表取締役CEO就任
2025年3月26日 ホンダが「IGNITION発のスタートアップ UMIAILE設立」を公式発表
2025年4月 海洋データの収集・分析・提供事業を開始
2025年10月16日 シードラウンドで総額15億7,500万円の資金調達を発表

ホンダを志した理由について、板井さんはインタビューでスーパーカブへの憧れを挙げています。入社後は量産車の開発ではなく研究開発の領域を担当し、ロボット関連のプロジェクトが多かったとのこと。ホンダ公式サイト「Honda Stories」によると、社内の本田航空研究会にも所属し、人力飛行機・電動飛行機の研究にも取り組んでいました。

転機になったのが、飛行機の技術を船に応用できないかという発想です。板井さんはこのテーマを2年間、業務外の時間で開発し、社内で研究テーマとして提案。そこから2023年のIGNITION応募につながりました。

IGNITIONは、ホンダが2017年に従業員向けとして始めた新事業創出プログラムです。2020年に起業オプションが加わり、2023年には社外にも対象が広がりました。板井さんは入社9年目にこの制度を使い、全審査を突破して起業に至っています。

板井亮佑が率いるウミエル(UMIAILE)とはどんな会社?

会社の基本情報は次のとおりです(2025年10月のプレスリリース時点)。

社名 株式会社UMIAILE(ウミエル)
設立 2025年1月
所在地 東京都墨田区八広四丁目36番21号
代表者 板井亮佑
資本金 4,350万円
事業内容 自律型海洋ロボティクスの研究開発およびソリューション提供

やっていることを一言でいうと、小型の無人ボートを海に浮かべて、海のデータを集めて売るビジネスです。ホンダの発表では、事業の柱は次の2つとされています。

  • 小型無人ボート「UMIAILE ASV」の販売
  • そのボートで集めた海象・海洋生態系・海底地殻変動などの海洋データの収集・分析・提供

UMIAILE ASVはどんな乗り物?

ASVは「Autonomous Surface Vehicle(自律航行型無人船)」の略です。公開されている情報をまとめると、次のような特徴があります。

  • 全長は3メートルほどで、番組情報では「長さ3メートル、重さ40キロ」と紹介されています
  • 船体の下に水中翼を持ち、船体を水面から浮かせて水の抵抗を減らすことで、少ないエネルギーで速く長く走れる
  • 動力はソーラーパネルと電動モーター
  • GNSS(衛星測位システム)を使って無人で自律航行する
  • 目的に応じてセンサー・カメラ・ソナーなどを載せ替えられる

板井さんはこの構想を「高度0mの人工衛星」と表現しています。人工衛星が空から地球を観測するように、海面に多数の小型ボートを配置してリアルタイムに海を観測しよう、という考え方です。日刊工業新聞の取材では「現状、海洋観測はリソースがかかり過ぎている」と語り、小型無人ボートとデータ基盤で観測のあり方を変えたいと述べています。

用途として挙げられているのは、海底地殻変動の観測(南海トラフなど地震研究への活用)、洋上風力発電の事前調査、環境アセスメント、漁業支援などです。導入目標は2035年に1,900ユニットとされています。

創業メンバーと資金調達

ホンダ公式サイトによると、創業メンバーは全員が本田技術研究所の出身で、次の3名です。

板井亮佑 代表取締役CEO
海野暁央(うんの ときお) CTO。ソフトウェア開発を担当。板井さんとはホンダの入社同期
中島亮平(なかしま りょうへい) CSO兼COO。プロジェクトマネジメントを担当

2025年10月16日には、シードラウンドで総額15億7,500万円の資金調達を発表しました。インキュベイトファンドがリード投資家となり、UntroD Capital Japanが運営するリアルテックファンド、本田技研工業が出資、みずほ銀行がデットファイナンスで参加しています。設立から1年経たないシード段階としては大きな金額です。

※設立時期について、会社のプレスリリースでは「2025年1月」、ホンダが対外的に発表したのは「2025年3月26日」となっています。登記と公表のタイミングの差で、矛盾ではありません。

板井亮佑について公表されていないこと

調べた範囲では、次の項目は本人・会社ともに公表していません。憶測で埋めずにそのまま書いておきます。

  • 生年月日・年齢 — 会社概要にも各種インタビューにも記載がありません
  • 出身地 — 大分高専の出身ですが、出身地そのものの記載は見つかりませんでした
  • 出身高校 — 高専は中学卒業後に進む5年制の学校のため、いわゆる「出身高校」にあたる経歴はありません
  • 大学院進学の有無
  • 結婚・家族構成 — 本人が公表している情報が確認できないため、この記事では扱いません

板井亮佑が出演した『アンパラレルド』の放送内容

放送情報は次のとおりです。

番組名 アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜
放送日時 2026年9月16日(水)23時12分〜24時01分
放送局 テレビ東京系(通常枠は毎週水曜よる11時6分〜11時55分)
回タイトル ホンダ発のスタートアップ! 海の中を調べる無人小型ボートメーカー
MC 若林正恭(オードリー)
ゲスト 板井亮佑(ウミエル CEO)、海野暁央(ウミエル CTO)
ナレーター 大塚明夫

『アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜』は2026年4月に始まったテレビ東京の経済番組で、日本発の技術やサービスで世界に挑む企業に密着し、MCの若林正恭さんが経営者と対話する構成です。毎回、企業からCEOやCTOがスタジオゲストとして登場します。

放送後、テレビ東京の番組公式サイトのバックナンバーに9月16日の回が掲載され、出演者欄にも「ゲスト:UMIAILE(ウミエル)板井亮佑CEO 海野暁央CTO」と記載されています。CEOの板井さんとCTOの海野さんが2人そろって出演した回でした。

番組公式サイトに書かれた放送内容

公式サイトの番組紹介に書かれている内容を整理すると、次のとおりです。

  • 切り口は「地球の表面積の7割を占める海を、人類はその5%も解明できていない」という問題。海の中がわかれば地震の予知や環境アセスメントにつながるものの、調べる手段が限られ、コストも莫大になる
  • ウミエルが使うのは長さ3メートル・重さ40キロの小型ボートで、そこに他社が作ったさまざまな機器を取り付けて海を調べる
  • 板井さんは自社のボートを「素うどん」と表現。調べたいことに合わせて、機器を“トッピング”してもらえばいいという考え方
  • ほかの国に比べて波の高い海が多い日本で、無人ボートがひっくり返らずに航行できるのか――という疑問に対する工夫と技術力も紹介された
  • ウミエルがホンダの社内コンクールを通って起業した会社であることにも触れ、MCの若林正恭さんが切り込む構成

「素うどん」のたとえは、この記事で紹介した「目的に応じてセンサー・カメラ・ソナーなどを載せ替えられる」という設計思想をそのまま言い表したものといえます。

※放送内容は番組公式サイトの掲載内容にもとづいて書いています。番組内での発言の細部や映像の内容は、この記事では扱っていません。放送はテレ東BIZで配信されていると公式サイトで案内されています。

まとめ:板井亮佑はホンダから独立して「海の見える化」に挑む技術者

  • 板井亮佑(いたい りょうすけ)さんは、大分工業高等専門学校 制御情報工学科から広島大学 工学部へ編入し、2015年に本田技研工業へ入社した技術者。生年月日・年齢・出身地は公表されていません
  • 本田技術研究所でロボットや電動モビリティの設計に約10年携わったのち、社内プログラム「IGNITION」を経て2025年1月に株式会社UMIAILE(ウミエル)を設立、代表取締役CEOに就任
  • ウミエルは全長3メートルほどの小型無人ボート「UMIAILE ASV」で海洋データを集める会社。2025年10月にシードラウンドで15億7,500万円を調達しています
  • 出演したのは2026年9月16日(水)23時12分からのテレビ東京『アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜』。CTOの海野暁央さんと2人で登場し、自社のボートを「素うどん」にたとえて紹介されました

「自分で設計した機体に乗って飛ぶ」学生時代から、飛行機の技術を船に持ち込む起業まで、一本の線でつながっている経歴です。

併せて読みたい(経営者・専門家のテレビ出演者)

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